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<<昭和50年代の子供たちが大好きだったジャンパーの思い出>>

1970年代(昭和50年代)の小学生時代はジャンバーが大流行。 ポリエステルジャンバー/ナイロンジャンバー/ウインドブレーカー/スタジャンバー/Gジャンバーなどなど、ジャンバーのポケットに手を突っ込んで歩くのがいつも子供たちにとってかっこいいスタイルでした。 みんなが着ていたジャンバーやウインドブレーカーの思い出を語ります。皆さんはどんなジャンバーを着ていましたか?

◎姉のお下がりでも温かいジャンバーが大好きだった

昭和50年代、子供用ポリエステルジャンバーは2,000円~4,000円程度で当時としては高価なものであった。男女用の安ブレザーが5,000円~6,000円、女子のオーバーになると5,000円~8,000円程度だったのではないか。
従って、普通ならば1シーズンに1枚で2シーズン着用、家によっては2~3シーズンに1枚買ってあげてその1枚きりのジャンバーを大事に着せるケースも多かった。

親戚からや兄弟からのお下がりは当たり前で、友達で3人兄弟の末っ子のやつは、いつもお下がりだと文句を言っていた、シーズン初めに見たことのないジャンバーを着てきたので「新しいジャンバーだ!」と声をかけると、「兄貴のお下がりだよ!お前はいいないつも新品着せてもらって。」と返ってきたのを覚えている。
女子でも見たことのないジャンバーでもシミが付いていたり、袖のゴムに穴が開いていたり、見るからにお下がりというのを我慢して着ている子も見かけた。

左の妹は無地の中綿キルト入りポリエステルジャンバーだが、腰部のゴム編みがないパターンで、初期(昭和45~47年頃)のポリエステルジャンバーに見られたパターンだ。推測に過ぎないが姉のお下がりを着ているのではないか。
そしてその姉は左胸に刺繍の付いた中綿キルト入りポリエステルジャンバーを買ってもらってご機嫌だ。冬は毎日このジャンバーで過ごしたのだろう。
袖のゴム編みの位置を見るとゆったり目のサイズを買ってもらっているようだが、それでも体が大きくなって2年後には妹に引き継がれ妹が大事に着たのだろう。
妹にとってはいつも姉のお下がりばかりで面白くないが、反面姉は妹がいるからこそ新しい洋服も人より多く買ってもらえる傾向もあるかもしれない。
こんな姉妹で一緒に通学する姿がなんともほほえましく、懐かしい思い出である。

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